大河の風: 本田まもる歌集

(著) 本田まもる

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作品詳細

ー本文よりー
歌集名『大河の風』の元歌は平成二十六年四月、第三十五回西行祭短歌大会への応募作品。

 生きている、大河のほとりでうた詠みてなお生きゆかん七十路八十路

本大会の選者小池光先生が秀詠歌として選んで下さり、遠く岩手県・中尊寺まで賞状を受取りに出掛けた思い出の歌。
この時の選者評として「日本には本当の意味での大河はない」とのこと。
それには納得するものの、ここでは一般的な解釈で「大きな河」吉野川とご理解頂きたい。
自宅の北方数百メートルの地点には大河・吉野川は今も変わることなく悠久の流れを湛えている。
河の流れは風を呼び、風は韻を奏でる。
その河辺に生れ育ち暮れて骨を埋める私である。


著者プロフィールーーーーー
本田 まもる(ほんだ まもる)

徳島市生まれ。
徳島農業高校(現城西高校)卒業。
日本大学(通信制)卒業を記念して短歌を始める。
郷土結社「徳島短歌連盟」入会。
編集委員。
徳島短歌賞受賞。
第六代「徳島短歌」代表、現在顧問。
徳島市文化協会副会長、徳島老友新聞歌壇選者。

歌集
平成9年 第一歌集『沃野の風』出版。
平成21年 第二歌集『棚田の風』出版。

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