山根智暁 短編小説集 - 山寺残照 他6篇

(著) 山根智暁

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作品詳細

「いつも心の中はひとりぼっちだった」(本文より)
心に問題を抱える男女の【生・性・醒】を余すところなく描き切った短編小説集。
山寺での平穏な日々を描いた表題作「山寺残照」の他、孤独な男のフェティシズムと堕落を描いた「花日記」、奥戸杏珠という一人の女性の観察日記のような作品「杏珠」など計7編を収録。
これまでに多くの作品を世に送り出してきた著者による渾身の一冊‼

【著者プロフィール】
山根 智曉(やまね・ちぎょう)
東京生まれ。
慶應義塾大学文学部卒業。
東洋大学文学部国文学科卒業。
佛教大学浄土宗僧侶加行資格課程修了。
大本山増上寺にて伝宗伝戒相承。
著書に『美容部員物語』『吉原慕情』『裸美』『五色沼湖沼群――美女伝説』(近代文芸社)、「美しい村」におけるジョン・ゴールズワージーの「林檎の木」の影響と類似性(1994年、芸術至上主義文芸学会会報、第4号)。

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