我が人生の歩み

(著) 安藤譲

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作品詳細

[商品について]
―あの日、津波に追いつかれまいと私たちは車のスピードを上げた―
2011年3月11日、史上最大級のM9・0におよぶ東日本大震災の発生により、多くの人が津波で流されて死亡し行方不明となる中で九死に一生を得た夫婦は、家を失うも家族全員が無事であったことを悦び、新たな生活を開始した。未曾有の災害で故郷を失った著者が、町役場の職員として地域のために尽くしたこれまでの人生を振り返りながら、慣れない避難所生活とアパートでの暮らしで感じた人々との絆と夫婦で歩むこれからの人生への想いを飾らぬ言葉で綴った半生記。

[目次]
はじめに

◎我が人生の歩み
幼少期
中学校の思い出
小牛田農林高校での出会い
おやじ、ありがとう
社会人として初船出
石巻営林署大原担当区事務所に奉職した時の追想記

◎牡鹿町役場のあゆみ
牡鹿町役場職員時の履歴と給与
退職後も特に印象(記憶)に残っていること
牡鹿町収入役に就任

◎東日本大震災巨大津波が襲った
あの日、あの時から(三月十一日 金曜日)
あれからの月日(仙台にて)
悪夢のような震災の発生から間もなく一年
東日本大震災から二年が過ぎて

◎東日本大震災を体験して
避難所の運営に当たって
思い出の写真
結婚五十年を振り返って
喜寿を迎えて
ふしぎな縁
敬老会
アサガオの花
復興公営住宅入居決定
高卒最後の同級会
思い出のアルバム

著者略歴

[担当からのコメント]
あの日から10年以上の歳月が流れ、その間にパンデミックや戦争など想定外の事態が次から次へと起こる中で、私たちは震災の記憶を次第に薄れさせつつあるように思います。地震大国の日本はいつ再びあのような災厄に見舞われても不思議ではない、そんな危機感と共に思いを新たにするきっかけとして、本書を多くの方にご活用いただければ嬉しく思います。

[著者略歴]
安藤 譲(あんどう ゆずる)

昭和12年 1月9日宮城県牡鹿郡大原村大字
     給分浜字給分村3番地で生まれる。
昭和30年 宮城県小牛田農林高等学校農業科卒業。
昭和30年 塩釜市有限会社松島屋食品店に就職。
     佃煮製造職人になる。
昭和32年 石巻営林署に勤務。
昭和33年 牡鹿町役場に勤務。
昭和38年 結婚(妻・則子当時22歳)
平成9年 牡鹿町役場を定年退職。
     同年、宮城県自然保護員拝命。
平成11年 牡鹿町収入役に任命される。
平成15年 牡鹿町収入役退任。
平成23年 3月11日東日本大震災発生し、
      九死に一生を得る。

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