日本人の原郷「村」 奄美ネリヤカナヤの人々

(著) 浜田太

Amazon

作品詳細

[商品について]
―「にんげん」の本当の暮らしは、きっとここにある―
奄美大島の自然に囲まれた村・秋名には、現代を生きる我々が忘れてしまった海と大地に生きる人々の生活が息づいている。早春の光の中で野焼きが行われ、クッカルがその愛らしい姿で初夏を告げ、大島紬の古典柄を織る機織機の音が響き、新南風に稲は実り田んぼが賑わいを見せ、朝焼けに染まる空のもとアラセツに男たちが集まる。そこには自然の神々に寄りそう人々の姿と、たくましく優しい人々の笑顔がある。ーー20年にわたり秋名の集落を見続けてきた著者が、日本人の魂を呼び起こす「村」の情景を写し収めた写真集。

[担当からのコメント]
便利で快適な都会で暮らすということは、物理的に自然から離れるだけでなく自然の摂理そのものからも外れてしまうということなのかもしれないと、本書を読みながら改めて思います。失われつつある生活の中にある大切なものを、本書の中で見つけていただければ嬉しく思います。

[著者略歴]
浜田 太(はまだ ふとし) 1953年 鹿児島県奄美大島龍郷町円生まれ 1975年 東京写真大学(現、東京工芸大学)卒 1978年 大手出版社勤務後フリーランスとなる 1980年 故郷奄美大島にUターン奄美の自然と文化を撮り始める 1986年 国の特別天然記念物アマミノクロウサギの生態を撮り始める 1996年 世界で初めてアマミノクロウサギの子育て撮影に成功 2020年 アマミノクロウサギのユニークな子育て共著論文が国際論文として認定 2023年 現在もアマミノクロウサギの生態研究を37年間に渡りライフワークとして続けている
主な受賞歴等 1999年 第16回アニマ賞(平凡社)「生きた化石アマミノクロウサギの子育て」 2016年 英国王室フィリップ殿下よりアマミノクロウサギ関連の写真集やDVDを贈呈した事に対し、お礼状が届く 2017年 世界最大級の自然写真コンテスト(国立スミソニアン自然史博物館主催)ネイチャーベストフォトグラフィーアジア動画部門で作品「アマミノクロウサギの子育て」が優秀賞受賞       米国ワシントン D・C・スミソニアン自然史博物館で年間放映される 同年    第68回南日本文化賞受賞(南日本新聞社) 2018年 第51回MBC賞受賞(MBC畠中文化財団)主なTV出演番組 1999年 NHK生き物地球紀行「初めて見るアマミノクロウサギの子育て」に出演       浜田が世界で初めて撮影した子育て映像が紹介され、奄美の自然が世界から注目を集めるきっかけを作る。       その後多数のテレビ番組で子育て映像が紹介され、現在も続いている。
主な写真集 2001年 写真集「村 奄美・ネリヤカナヤの人々」(南日本新聞社) 2003年 写真集「奄美光と水の物語」(小学館)他多数

新刊情報