熱血教授 心の教育:駒大経済銀八ゼミナール

(著) 福原好喜

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作品詳細

[商品について]
―先生に出会えて、本当によかったです―
「教育の目標は、徳・体・知のバランスのとれた人格の育成である」。その言葉を体現するように、「駒大経済銀八ゼミナール」の担当教授であり、「銀八先生」の異名を持つ著者は今日も体当たりの指導で人間教育に臨む。本書には、そんな銀八先生の教えを受け、生き方に大きな影響を受けた教え子たちからの感謝の手紙や、経済に関する課題を論じながらも「心の教育」を重視する銀八ゼミナールの日常が垣間見える勉強合宿の様子などを収録。経済学を専門とする大学教授でありながら、学生一人ひとりの人間としての成長と幸福を願い指導を行う著者の姿勢が見える本書は、子どもやその教育に携わるすべての人にとって示唆に富む一書である。

[目次]
序にかえて
福原ゼミナール十訓
駒澤大学経済学部、ウォーム・ハート宣言
第一章「拝啓、銀八教授」
(1)「拝啓、銀八教授」
(2)いつかは先生の判断が正しかったと……
(3)ぎすぎすした心がほぐれて……
(4)ずっと心が温かくなって
(5)私は逃げたことがありました
(6)心がないのかも
(7)私は憂鬱になってしまい……
(8)憂国憂民の情
(9)しかめっ面なんてしていないです
(10)お母さんだって傷つくよ!
(11)銀八経済学に思う
(12)中国とのかけ橋になりたいと……
(13)言うなれば偽善でした
(14)Fukuhara's education of the heart
第二章 銀八ゼミナールⅠ やって見せる教育
(1)夏季合宿
(2)阪神大震災
(3)駒大ウォーム・ハート賞
(4)クラークの教育
(5)福原ゼミナール十訓
(6)人材教育
(7)"Control your passions"
(8)「質素を旨とし、浪費をなさざること」
(9)自分のパンツは自分で洗え
第三章 銀八ゼミナールⅡ 今経済学が解かなければならない問題―デフレスパイラル脱出の途―
(1)はじめに
(2)何が問題なのか
(3)インフレ・ターゲット論の批判的検討
(4)デフレスパイラル脱出の途
第四章「南房総市」のまちおこしを考える―Zさんへの手紙―
あとがき
電子版へのあとがき
著者プロフィール

[担当からのコメント]
本書には、経済学部の教授である銀八先生の愛のある人間教育が詰まっていますが、その一方で、デフレスパイラルなどの課題を学生たちと熱く議論した様子も収録されています。多くの教え子たちから愛される銀八先生の指導を本書で体感して頂ければ嬉しいです。

[著者プロフィール]
福原 好喜(ふくはら よしのぶ)
駒澤大学、同大学院で経済学史を担当。学生間で「銀八教授」の異名を持つ。近著に『総理に忠告す』(文芸社)、『「銀八先生」心の手紙』(日本文学館)、『総理、お間違えではありませんか?』(現代図書)などがある。フルタイムの農民で地元南房総市では「地下タビをはいた教授」として知られている。97年末から98年にかけて橋本総理に連続四通、デフレスパイラル突入を警告する忠告書簡を送る。大学同期小泉純一郎内閣の「構造改革」をデフレスパイラル下のデフレ策として強く批判。二キロの早朝ランニングを47年間、一日も欠かしたことがない。阪神大震災の折には自分のミカン山のハッサク1.5トンを、又山古志へは自分の作った野菜を400キロ送った。

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