コールリッジの原点: 詩人としての成長を辿って

(著) 野上憲男

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作品詳細

ロマン派を代表する詩人・哲学者・評論家であるコールリッジ。天才はこうして誕生した――
読書の世界に沈潜した、多感で孤独な少年時代。師ボイヤーによる詩作の教え。ボールズのソネット詩への強い感銘と影響。初期作品の鑑賞と検証を通して、詩人としての成長の跡を辿る。若き日の詩篇の初訳も併録し、その多彩な創作活動の原点を論究する。

「昔を思い起こしてみる時、あなたは行く手に火柱のような希望を抱き、まるで空想の夜明けの中に居るかのような姿でした。――まだ手際よくは仕上がっていない薄黒い柱――サミュエル・テイラー・コールリッジ――論理学者、形而上学者、詩人よ!」(チャールズ・ラムによる若き日のコールリッジ評)

〈目次〉
第一部 若き日のコールリッジ
 第1章 詩人の誕生
 第2章 詩人と自然界
 第3章 詩集出版事情
 第4章 初期の詩篇鑑賞――詩人の成長を辿って――
 第5章 劇作品の鑑賞
第二部 訳詩抄

【著者プロフィール】
野上 憲男(のがみ・のりお)

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