片肺飛行: 天国の妻へのラブレター

(著) 小牟禮昭憲

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作品詳細

[商品について]
――アメリカ人が発見した惑星で太陽系の惑星から準惑星に外されたのは次のうちどれでしょうか。
1.海王星、2.天王星、3.冥王星
正解は、本書「第二章 孤立無援の夜 春風駘蕩春隣」をご覧ください。

「お嫁さんにしてくれて本当に幸せだった。最高の人生だったよ、ありがとう」そう遺して先に旅立った妻、43年間共に生きた亡き妻への思い溢れる最高のラブレター。君は最後まで君自身であり、君そのものであり続け、僕の妻で唯一の恋人であり、また戦友でもあった。小さい頃から様々な不安と戦い、時には怯え耐え忍び、苦しみや悲しみ、切なさを感じながら生きて、人の何倍も生きて、君は燃え尽きた。女性的な優しさと男性的な行動力を持ち合わせた君と巡り会って、僕は心を抉じ開け話をして、君と出会って僕は変わった。君によって生かされ、支えられ、救われたのは僕の方、もう一度君に会って、ありがとうと言いたい。僕が生まれてきたのは君に会うため、君は僕の全て、この命ある限り、僕はずっと君を思い続けていく、君と君との思い出を抱き続けていく・・・。

[出版社からのコメント]
本書は、出会うべくして出会った運命ともいえる亡き奥様への感謝、溢れるほどの愛情、他に何かできたのではないかという葛藤、共に不安と戦ってきた思い、著者のありとあらゆる感情のもと綴られた随想録です。いつも感謝の気持ちを忘れず、思いやりを持って生活し、時には喜びを分かち合い、どんなときにも励まし合い、お互いを信じ支えあってきた夫婦だったのではないかと思います。本書を通して、本当に大切な人を失う悲しい気持ちに寄り添っていただければ嬉しく思います。

【著者プロフィール】
小牟禮 昭憲(こむれ・あきのり)

1950年、(昭和)鹿児島県生まれ。小学校・中学校・高等学校と地元で過ごす。
1968年、日本大学入学芸術学部入学、1973年卒業。
この間同級生の佐藤万知子と結婚、本格的に執筆活動を始める。
1980年、二人して白梅学園短期大学心理技術科に入学、心理学を学ぶ。
1982年卒業と同時に万知子の故郷である福島県福島市に転居。
2000年、「群青の彼方」(終わりのない旅)を発表。
2002年「続・群青の彼方」(続・終わりのない旅)を発表。
2015年、万知子死去。現在に至る。

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