同性愛と同性婚の真相―医学・社会科学的な根拠―

(著) 楊尚眞

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―同性愛と同性婚に関する正しい認識と選択のために―


現在、全世界で議論の対象となっている同性愛と同性婚の問題において、同性愛は生まれつきで先天的な性的指向である故に同性婚も社会的に容認され法制化すべき人権の問題であるという論調が見られる。本書では、現代社会が直面する普遍的なこの問題について、海外で研究発表され同性愛問題の研究者たちが共有している事実と、元同性愛者たちからの証言をもとに、多くの人たちが知らない同性愛と同性婚の真相について述べると共に、同性愛と同性婚が果たして人類社会にどのような弊害をもたらすものかを同性婚が合法化された国家で起きた事例から検証しようと試みた作品である。今や避けて通ることができないこの重大な問題について深い関心を寄せ、各個人の思い込みや感情論ではなく、客観的な科学的な事実や社会的な事実をもとに、正しい認識を共有するための一書として、示唆に富む内容となっている。


[目次]

1. はじめに

2. 同性愛

民主主義国と性的少数者

日本での性的少数者を取り巻く雰囲気

「LGBTQ」と「同性愛」とは何か

同性愛擁護者が同性愛について主張していることは何か

同性愛者について多くの人が誤解していること

同性愛者に関する歪曲された研究調査

米国のゲイ人権運動家らの運動による歪曲された真実

同性愛が先天的なものであると誤解した理由とは何か

同性愛の遺伝子は存在しない数々の科学的な理由

同性愛の性的指向は遺伝によるものではない

科学的に研究された同性愛の原因とは何か

同性愛は自分の意志と環境的な要因で作られる

同性愛は性的指向として容認されるべきか

性にも多様性はあるのか

性同一性障害は同性愛とは異なるものなのか

同性愛の性行為は人体の構造原理に逆らう行為である

同性愛とエイズ感染問題

同性愛は社会に広がる流行的現象である

同性愛者たちが直面する深刻な健康問題

同性愛者たちが直面する深刻な精神的な問題

同性愛者たちは本当に幸せであるのか

米国で同性愛治療を禁止した非科学的な理由

同性愛から離脱する回復治療の可能性

同性愛擁護論理と人権運動は正当なものであるか

同性愛から離脱した人たちによる脱同性愛運動とは何か

国民は同性愛の諸問題に対して何をすべきであるか

3. 同性婚

日本での同性婚合法化実現への動き

同性婚を容認する意見と反対する意見とは何か

日本憲法24条の婚姻の定義は違憲であるか

同性婚は人権問題として捉えるべきであるか

米国連邦最高裁での同性婚合法化の問題点とは何か

同性婚合法化は日本社会に何をもたらすか

同性婚は世界の潮流だから合法化すべきであるか

性的少数者に関する差別禁止法の問題点

性平等(Gender Equality)から生じる問題とは何か

同性パートナーシップ制度導入の次は同性婚合法化である

自治体の同性パートナーシップ制度導入の問題点

いかに同性愛と同性婚問題に取り組んで行くべきか

おわりに


[出版社からのコメント]

社会的少数者について問題は、差別や偏見という名のもとに反対意見が抹殺されてしまったり、萎縮効果を与えてしまう危険性があるという難しい側面を持っているため、議論の俎上に乗せるには正確で客観的な情報の共有が不可欠となります。同性愛や同性婚の問題について充分な議論をするための一助として、本書を多くの方にご活用いただければ嬉しく思います。


【著者のプロフィール】

楊尚眞 (ヤン・サンジン)


米国ニューヨーク州立大学バッファロー校卒業 文学士(B.A)

韓国延世大学大学院 神学修士号(Th.M)

シカゴ神学大学院 牧会学修士号(M.Div)、

牧会学博士号(D.Min)、哲学博士号(Ph.D)を取得

現在、弘前学院大学文学部教授

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